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モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」 |グルダ(フリードリヒ)

モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」
グルダ(フリードリヒ)
ユニバーサルクラシック
発売日 1999-02-17
定価:¥1,600(税込)
価格:¥1,440(税込)
オススメ度:★★★★★


「トルコ行進曲付」の第11番、ソナチネ・アルバムに収められている第15番−どちらもとびきりの有名曲であり、モーツァルトの曲の中でというより、ピアノ音楽すべての中で最もよく知られている部類に属するだろう。
演奏しているのは、ジャズも弾く異才として知られる名手フリードリヒ・グルダ。録音は1961、65、77年。大胆だが理知的ないき方で、歌うよりは語るような、歓声をあげるよりはしゃれたジョークをとばすような演奏だ。
第11番第1楽章、第15番第2楽章(ともにアンダンテ)あたりが、彼の個性が特にはっきり出た演奏といえるだろう。どちらもゆっくりとしたテンポを取る。
第11番では、コロコロとしたクリアな音が印象的。音楽がおだやかに流れているところでは、山間の透明な清流を思わせる。巧妙にペダルを利かせて音をぼかしたところでは、霧につつまれた川面がかすかに揺れているといった風情だ。硬質な音から、ほとんど輪郭がとけてしまったような音に至るまで、その微妙な諧調をあやつる妙技に感服させられる。
第15番では、さまざまな歩調で道を行くありさまが思い浮かぶ。一歩、一歩、確かめるような足取りで進むところがあると思えば、踊るような歩き方になるところもある。いずれにせよ、まっしぐらに前進するというより、周りの景色を楽しみつつ歩く感じだ。強弱のつけ方は、その場その場のコントラストを強調するのではなく、大きな流れの中での効果を計算している。(松本泰樹)


美しい 2005-04-10
モーツアルトのピアノソナタは1993年に一流の医学雑誌"Nature"に掲載されました。
米国ウィスコンシン大学のラウシャー博士らが、モーツァルト
のソナタ曲を10分間学生に聴かせる実験を行った。すると、
空間認識の能力が上がり、抽象的な思考能力が高まり、知能指数(IQ)
が上昇しました。
 この発見が、モーツアルトのブームを巻き起し胎児への情操
教育や幼児への教育効果に応用されたり、公立保育園に週1回クラ
シック音楽を流すように義務づけた米国の州まで現れたのです。ただこの事実を度外視してもこのピアノ・ソナタ第11番第1楽章は
最高です。なんでこんなに美しくて切ないのでしょうか?涙が出そうになります。


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この記事は2006/4/14に作成しました。

投稿者 hamlet3333 : 2006年04月14日 23:11